松本市里山辺にて北面屋根の落雪防止の為の屋根重ね葺きリフォーム
松本市里山辺にて屋根の傷みと落雪に悩まれたお客様から屋根リフォームの相談を受けました。北向き玄関の上にかかる大きな北向きの屋根の上に積雪の様子です。写真を見るとアングル製の雪止めが3列設置されているのが、良く分かります。この雪止めだけでは落雪を防げない何とか落雪を防げないものか?北側には道路と駐車場が有り落雪による通行人にけがをさせる心配や車を傷めてしまう恐れが有ります。
春になって、もう一度訪問した時の様子です。屋根材はコロニアル材で葺かれています。屋根材の傷みが大きく見られますね。塗装の膜も剥がれています。塗り替えでは落雪防止も難しい為、今回は無落雪の屋根材を既存屋根の上から重ね葺きする事になりました。
屋根が葺き上がりました。今回採用した屋根材は天然石を屋根材に吹いたメリッサと呼ばれる屋根材を施工しました。天然石を葺くことによって、屋根面が非常に荒く雪の落雪を抑える事が出来る屋根材です。無落雪屋根材です。北面の屋根が非常に大きいのと屋根の勾配が急な為、落雪を防げるか?
心配な面も有ります。
この急勾配と大きな屋根面なので念入りに千鳥に雪止めを3段設置して更に軒先にアルミ製雪止めを設置しました。屋根の凸凹している細かな屋根の軒先にも1枚づつ雪止めを設置しました。冬場の落雪を防ぐ為に当社としても出来る事全て施工した感じです。冬場が待ち遠しいですが、どうなるか?
屋根のケラバに使う特殊な役物、ヒップアップリッジと言います。細かなアンジュレーションが有って見た目もキレイですね洋風瓦の様なデザインですね。30㎝位の物を連続して並べて行きます。
軒先に設置した雪止めはスノーエールと言います。全てアルミで出来ているので錆びる心配が有りません。スチール製品も有りますが、重量も軽い為屋根にも負担が掛かりません。このスノーエールは雪を止めるだけでは無く雪を解かす能力も持っています。アルミ製品なので熱伝導も良い為、雪を溶かしてくれます。
スノーエールの話の続きになります。写真の三角に盛り上がったスノーエールですが、この三角の中に空気を取り入れる事によって、雪を溶かします。スノーエールは1枚91㎝有ります。このようにステンレスの針金を使って何枚ものスノーエールを設置していきます。
全ての工事が完了しました。しかしこの急勾配で北面に大きな屋根面!本当に強敵そうですね。天然石を吹いた無落雪屋根材+オールアルミ製雪止めスノーエールで急勾配屋根に挑みます。施工して数年経ちますが、お客様から落雪が止まらないと言った連絡は有りません。この冬は一度積雪時に訪問してみようかと思います。無落雪屋根材とスノーエールの実力確認してきますね。
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