松本市梓川でダウンバースト発生!屋根瓦が飛散!隣の畑まで、、
今回のご依頼は屋根瓦の補修でした。8月上旬には西日本を中心に、台風10月が暴れまわりました。その直前、私たち長野県の松本平でも突風が発生。いわゆるダウンバーストと呼ばれるものでした。わかっている範囲ですが、市内中心部で発生してそのまま西方面に移動、広範囲ではなくピンポイントで限られた範囲での現象だったようです。問い合わせ、依頼の連絡も同じ市町村、同じ字名といった具合でした。では状況を見てみましょう。
遥か彼方にアルプスを望む、風光明媚なエリアです。被災した翌々日にご連絡をいただき、状況の確認に伺いました。お天気も良く、まさに台風一過という穏やかな様子でした。大棟(屋根の一番頂上、丸形の瓦が並んでいるところ)も大風の影響でしょう、蛇行しているのが分かります。そして問題の被災した箇所を見てみると、、、
こちらがその状況です。損傷個所は建物の東面でした。そうです!今回の突風は西から東へと移動してきたので、この箇所がやられてしまったのですね。
ニュースではよく見る光景ですが、瓦が板切れのように舞い上がって飛ばされる映像。目に浮かびます。幸い人体はもちろん、隣家への被害は無かったようで、その点は一安心でした。
被災状況としては、1.5m✖2.5mくらいの範囲でした。ただ、強風により雨もかなり吹き込みましたので、範囲を広げての補修が必要と判断しました。捲られた瓦の下、木材(瓦桟といいます)で留めてある茶色に見えるのは防水シートです。建物は築20年を超えていましたので、シート自体の劣化も進んでいたと思いますが、今回のことで破断したり、雨水が吹き込んだり、、、
取り急ぎ応急処置を!使用可能な瓦を並べ直し、割れていても破片があれば防水テープで補修して、復旧しました。ところがどうしても1枚足りない。(後で隣の畑で発見!)
通常、屋根瓦は瓦桟に引っ掛けて並べてあるだけです(端部は釘や銅線で固定します)。瓦が舞い上がっても不思議はないのですが、やはり「自然の力」恐るべし!ですね。今は耐風瓦仕様として、全ての瓦を固定する工法もありますが、多くが今回のケースと同じ仕様でしょう。まだこれからが台風シーズンです。一度、大切な家族を守る「我が家」の点検をしてみては如何でしょうか?!
9時~19時まで受付中!
0120-26-1468