梅雨時期に入りあちこちで雨漏り発生!現場対応に出動しました!
今年も梅雨の季節になりました。九州地方の被災地の皆様、お見舞い申し上げます。時節柄、雨漏りの問い合わせが非常に多いです。今回はこれまでにあった雨漏りの点検、修理の事例をご紹介します。以下、代表的な4現場です。「我が家は大丈夫かな?」「同じようなケースはあるかなあ?」とご自宅を思い出しながらご覧ください。
まず1件目。写真ではちょっと分かりづらいですが、鴨居の辺りがシミになっています。この壁の真上が、2階の外壁面で、右写真の下屋根の付け根にあたります。
茶色の雨樋が見えるところが下屋根で、その奥の突き当りが雨の侵入口でした。
「バルコニーがあるのに、、、?」大雨が直接の原因ではなく、このケースは風向きでした。南からの強風とセットになった時に雨漏り発生となりました。突き当りにある水切り板金(雨の侵入を防ぐ板金)の施工に不具合があり、その水切り板金をやり直ししました。
2件目。こちらも同じようなところにシミがあります。点検調査時、怪しいところにホースで水をかけます。結構な勢いと量でかけます。すると予想以上にボタボタボタッと!慌てて水を止め、調査開始。この窓の真上がバルコニーだったため、原因ヶ所は絞り込めました。バルコニーの雨水排水口です!
窓近くの天井点検口から覗くと、、、上写真のとおり。見えているパイプはバルコニー床からの排水口です。パイプの繋ぎ部から漏れているのが分かります。このパイプが部屋を横切って、屋外への排水経路がとにかく遠い(長い)!途中にゴミも溜まり、パイプが湾曲するほど!!結局、パイプを一度外して、勾配をキッチリとって交換としました。部屋の上にバルコニーがあるお家の方!要注意です!!
3件目。典型的な雨漏りの状態ですね。何か月ではなく、何年もこの状態だったのでしょう。この天井の真上が右写真の箇所です。瓦棒の屋根(青い屋根)からその先の横葺きの屋根へと続く境のところ!水切り板金が防水の役目をしていません。横葺きの屋根材も長年の劣化(降雪等)で潰されてしまい、毛細管現象で浸水し易くなっていました。
こちらは水切り板金を取り換え、釘穴も各所にあったためコーキングで収めました。一先ずこれで様子を見て、雨漏りが落ち着いたところで内装の修繕を進めます。屋根の重要性、雨仕舞の難しさがよく分かりますね。
4件目。こちらも天井に雨染みが!これもよく見られるケースではないでしょうか?まだ大事になる前で良かったですね。このシミの真上が、、、右写真をご覧ください。こちらも屋根は瓦棒(赤茶色の部分)屋根です。右側の屋根の突き当りが、浸水の原因となった箇所です。
同じように壁際の水切り板金を調整し、サッシ周りの外壁にもひび割れが確認されましたので、コーキングで補修しました。
今回4件の事例をご紹介しましたが、天井や壁などに症状が現れないと、なかなか雨漏りには気づかないものです。一度ご自身の目で、家の中を見て回ることをお勧めします。そして「怪しいな・・・」と思うところがあったら、是非ご一報ください。
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