松本市寿で土蔵外壁に金属サイディング重ね張り工法の下地の施工
いつもお世話になっている松本市寿のA様のお宅で、土蔵の外壁に金属サイディングを重ね張する工事を行いました。我々が行う工事、特に外装工事は下地にこだわり、下地に神経を使い行っています。今回も使用する材料を細かいところまで吟味しました。下地の出来具合が、最後の美しい出来栄えに大きく影響します。今回はその下地処理をご紹介します。
まずは足場を架けます。足場屋さんに工事内容やこちらの要望を伝え、安全かつ効率よく作業が出来る足場を組んでもらいます
いよいよ下地工事です。胴縁という材木を45cm間隔でビス止めしていきます。
古い土壁の土蔵に木材を打ち付けていくので、普通のビスでは心配です。今回は若井産業の土蔵改修ビス240mmを使いました。先端が特殊な形状になっているのでこれだけ長いビスでも木材が割れることなく、しっかり止まってくれます。下地工事にはビス1本でもこだわっています。
この胴縁、ただ打ち付ければいいというものではありません。古い土像なので歪みが出ています。歪んでいるなりに胴縁を付けていくと、金属サイディングを胴縁に止める際、曲がってしまいます。
歪みを解消するために糸を張って水平を出してから、5mm厚の樹脂製のプレート「スペーサー」で調整します。
このように細かいところ、材料にまでこだわって下地を作ることで、きれいな出来上がりになります。完成後は見えなくなる部分の地味な作業ですが、大事な工程です。
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