安曇野市堀金でモニエル瓦の屋根塗装!洗浄作業から開始です!!
今回のご依頼は屋根の塗装です。安曇野市は堀金に行ってきました。これまで外壁や軒天井はお化粧直し(塗り替え)はしてきたそうですが、目が届かない屋根まではちょっと、、、ということでした。言葉通り目が届かないので、遠くから見て「何だか白っぽくなってきたなあ」と思っても、なかなか手を付けない方が多いようですね。今回のお施主様も同じ状況でした。下から見て白っぽく見える時は、間近に見てみると、、、現状を見てみましょう。
屋根洗浄前の状況です。黒い部分、白い部分、少しオレンジ色に見えるところ。元々は何色だったのでしょうかね?
白く見えるところは塗膜(塗装=塗料の膜)が無くなって素地が出ています。オレンジ色に見えるところはカビやコケです。
黒いところを指で擦ってみると、、、ご覧のとおり、指先が真っ黒に!塗料がすっかり粉状化してしまい、塗装の役になっていません!!
この屋根材はモニエル瓦と云います。セメントを主成分とした「乾式コンクリート瓦」です。瓦自体に防水性能は無いため「塗装が命」です。その「命」である塗装が劣化して粉状化してしまったのでは、再塗装しなくてはなりません。
モニエル瓦の表面には、セメント用の着色剤(=着色スラリー)が厚く層になっています。その上をアクリル樹脂系のクリア塗料が覆っています。塗装する際にはこのスラリー層を取り除かないと、将来塗装が剥がれやすくなってしまいます。
モニエル瓦を塗装時、「洗浄」が非常に重要になってきます。上写真は洗浄を始めたところです。棟瓦の入り組んだところも慎重に、丁寧に行います。高圧での洗浄は勿論、抗菌作用もある薬剤を入れて洗浄します。
洗浄後の状態です。すっかり艶がなくなり、しらっちゃけて見えます。(如何にもコンクリート瓦といった感じです)これで乾燥させて、塗装の準備完了ですね!そうそう1段上の写真を見て下さい。
軒先の周囲に乳白色のシートが張り巡らせてあります。モニエル瓦の洗浄の際には、特に飛び散るんです、黒いモノが、ヘドロ状のモノが!洗い落とされた粉状化した劣化塗料です。(右写真:軒樋に集まったヘドロは乾いてから掃除します)
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