カラーベスト屋根の塗装依頼なのですが、実際のところは、、、、
カラーベスト屋根の塗装依頼です。
結論から言いますと塗装不可、、、塗装してもよいのですが北面は一冬か二冬で塗膜ははがれるでしょう。
雪止めの箇所の傷みはすべて雪のせいです。雪止めにたっまた雪が表面、裏面の両面からの吸水により塗膜剥離、素材剥離
を起こしてます。
カラーベストは塗装後、屋根材の重なり部分が塗料により密着するので縁切りという作業が必要です。ただしカッターナイフで切り離すので塗膜剥離を起します。それでは何故縁切りが必要かといいますと、毛細血管現象を起こし屋根材の裏面へ吸水を避けるためです。最近では縁切作業の代わりにタスペーサーをはさみ込む方法にかっわて来てます。
ただしなんでもかんでもタスペーサーを付ければよいとは言えません。きずいている人は少ないですが取付ないほうが良い場合もあります。なぜなら雪止めの箇所は逆さ水でタスペーサーの隙間から浸水して、乾燥、収縮、凍結よって塗膜ハクリ、素材剥離を引き起こすからです。7~8年まえの事ですが、完工後お施主様から息子様がタスペーサーをいれてくれと言ってるとの事、言われたとうりにしましたが、7~年後塗膜がはがれているので補修してくれとの依頼でした。無償補修いたしましたが、いま考えると塗装不可物件かなと思います。
なのでここ4~5年は塗装して逆効果な屋根の場合は塗装を断ります。
しかしこのままの状態であれば雨漏りや、棟板金下地の木材の劣化等あまり良い状態ではないので重ね葺きを提案させて頂きました。
しかし勾配は急ですし,屋根の面積も2世帯住宅なので
広めです。
まずは、重ね葺きに不必要な破風唐草、雪とめ、棟板金、棟下地材木の撤去から始めます。
画像は破風板金の取り外しです。注意することは、抜いた釘を落とさない様に気を使います。
破風の部分の金属板(ケラバ唐草)をとり外すした状態です。屋根材と平になり、この上にGL鋼板屋根材(タフワイド)を葺きます。たまにある事ですが、ケラバ唐草の木部
に水が入り腐食している場合があります。
そういう場合はすでにケラバ唐草が風で飛ばされてなくなっている事も有りがちです。
いよいよ雪止めLアングルも撤去し(まえの塗装屋さんはLアングル外さずに塗装してるので跡が残っています)
スタート;軒先唐草、ケラバ唐草をとりつけ後ルーフィング工事後本体施工になります。
以上が本体重ね葺きの段取りになります。
天候不順で工事が遅れてますので、しばらくしてからブログ
に乗せたいと思います。・・・・宜しくお願いします。
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